TRUNK

 
クラウン「コルトパイソン6インチ ガスリボルバー」

 
お待たせしました、久しぶりのレビュー記事です。
本日はクラウンより発売されている「コルトパイソン6インチ」のガスリボルバーの方をレビューしたいと思います。
以前クラウン製のM629をレビューしましたが、それと同じシリーズです。
全体的にマットなブラックで落ち着いた印象ですね。


まずはバレルの刻印から。
パイソンのトレードマークである357マグナムの刻印はそのままですが、反対側はクラウンオリジナル刻印。

 
コルトのお馬さんも違和感はあるものの再現はされています。
グリップのメダリオンもなんだか変です。
一番ナンセンスなのは目立つ部分にASGKの刻印があることですかね…
まあ安価なものなのでこの辺りは気にしたら負けです。

 
グリップは木製風グリップになっていますね。
クラウン独自のラミネート加工グリップだそうですが、木目もそれなりに再現されているし質感は悪くありません。


フロントサイトは赤いインサートの入ったものになっています。
視認性が高く狙いやすいので好感が持てますね。
リアサイトは左右上下のフルアジャスタブルタイプになっています。

 
ハンマーはデフォルメされておらず、すらりとした印象。
クラウンのエアコキのパイソンだと、ここが少し大型化されています。
ただしファイアリングピンは再現されていません。

 
シリンダーはシリンダー横のラッチを手前に引くことでリリース可能。
一般的な6連発です。
そしてなんといってもクラウンのリボルバーといえばカートリッジですよね。

 
空薬莢風のカートリッジです。
空洞が多いので軽いですが、なんと真鍮製です。
BB弾は後ろ込めタイプになっているので、カートリッジを排莢しなくてもBB弾の装填が可能です。

 
ただし、カートリッジが独特の形状の為か、シリンダー部分のリアルさは少し失われてます。
シリンダー内に真鍮製のバレルが組み込まれていて、見た目的にはすこし残念ですかね。
しかしこの機構によってある程度の精度が保たれ、更に発射の際の気密を取る役割も果たしているので、優秀なシステムだといえますね。


きちんと気密がとれているおかげか、初速は結構高めでした。
大体77~79くらいでしたが、リボルバーでこれだけでれば大満足なレベルです。
マルイやタナカのリボルバーはそんなに初速高くないですからね…


●命中精度と操作感
というわけで本日も命中精度の方を見ていきましょう。
いつも通りマルイ0.2gの弾で5mの距離から5発撃ちます。

●シングルアクション


●ダブルアクション

という結果になりました。
グルーピングは10センチくらいですかね。
シングル、ダブルではどちらも大差ないですかね…命中精度に関しては「まあまあ」といったところ。
5mでこれなので、10mとかだと多分BB弾が明後日の方向に行ったりもすると思います。
まあカート式のリボルバーなので、この辺りは仕方ないですね。
あと、素晴らしかったのがトリガープルです。
マルイやマルシンに比べると物凄く軽いんですね。
トリガーを引くときに少しだけ遊びがあるのは気になったものの、それを除けば非常にスムーズにトリガーを引くことができます。
ハンマーを起こすのも非常に軽い力で起こせます、とにかく「軽い」のが素晴らしかったです。
悪かった点をあえて言うのであれば、全身が樹脂で出来ていて重量が軽いため、錘のあるグリップ部分に重心が偏りすぎているところですかね。
バレル部分にも錘が入っていれば丁度いい感じだったんですが…まあこの辺りはさして問題ではないですけどね。



というわけで、クラウン製「コルトパイソン6インチ ガスリボルバー」でした。
いやー安価ながら素晴らしい製品ですね。
値段も一万円を切っているということで、リボルバー入門用としても評価の高いエアガンだと思います。
それでいて質感も悪くなく、操作性もなかなかに良い…特にトリガープルが軽いのがいいです。
グリップも好みは分かれるものの、見方によれば高級感も感じ取れます。
全体的に見ても悪いところは少ない、お勧めできるリボルバーなのではないでしょうか。
こいつは予想以上にいいですよ。
迷っている方がいたら、是非とも購入してみて頂きたい。