2016年07月03日

マルシン コルトSAA ピースメーカー DX

マルシン コルトSAA ピースメーカー DX 
マルシン「コルトSAA ピースメーカー DX」

マルシン コルトSAA ピースメーカー DX 
本日は、昔マルシンから発売されていた「コルトSAA ピースメーカー DX」をレビューします。
これは現行モデルのXカートリッジシリーズではない、旧バージョンのSAAです。
この商品は20年くらい前のものらしいのですが…近くのリサイクルショップで偶然美品を発見し、物珍しさで買ってしまいました。

マルシン コルトSAA ピースメーカー DX マルシン コルトSAA ピースメーカー DX
このモデルはHWではなくABSモデルなのですが、このように表面仕上げにかなり力が入ってます。
刻印部分にも金色のスミ入れがされており、高級感が漂いますね。

マルシン コルトSAA ピースメーカー DX マルシン コルトSAA ピースメーカー DX
見た目的には、タナカのミッドナイトブラックという仕上げに近い感じ。
この頃のマルシンは表面仕上げにも力が入っていて面白いですね。

マルシン コルトSAA ピースメーカー DX マルシン コルトSAA ピースメーカー DX
バックストラップの部分は元々金色だったようですが、経年劣化で少々色落ちしているようでした。
しかし元々も主張しすぎない感じの金色で色落ちしても不自然な感じはなく、ヴィンテージ感が出て逆に好印象でした。
底部にはガスの注入口があります、この辺りの設計も今のSAAと変わってないようですね。
ただ、Xカートモデルではあるバックストラップ底部のSTGA刻印がこのモデルにはないですね。

マルシン コルトSAA ピースメーカー DX
グリップは標準で木グリップになっています。
質感は現行のDXHWモデルについている木グリップと同じような感じです。

マルシン コルトSAA ピースメーカー DX マルシン コルトSAA ピースメーカー DX
ハンマーの仕上げなんかもわりと丁寧にされているようでした。
ハーフコックをしてローディングゲートを開くと、カートリッジがお目見え。

マルシン コルトSAA ピースメーカー DX マルシン コルトSAA ピースメーカー DX
旧SAAは確かブラ製カートのはずですが、DXバージョンでは真鍮製カートリッジのようですね。
流石に年季の入ったカートで表面がくすんでいたため、ビカールを使って磨いてみました。
そしたら見事に当時の輝きを取り戻してくれました…うーん美しい。
旧バージョンのカートリッジはBB弾は後ろ保持のようです。
後のゴムパッキンのところにBB弾を入れるんですが、こちらはゴムの経年劣化によって弾が保持出来ない状態になってました。
パッキンの形状的にXカートリッジのものに似ているため、もしかしたらそちらを使うことができるかもですね。
また機会があれば試してみましょう。

マルシン コルトSAA ピースメーカー DX 
Xカートリッジとの比較。
外径は同じくらいのようですが、長さが明らかに違いますね。
この為、旧SAAのシリンダーにはXカートリッジは長すぎて使えません。

 
マルシン コルトSAA ピースメーカー DX
あと、凄くいいなーと思ったのが、カートリッジのエジェクトがきちんと出来るところです。
Xカートのように何の干渉もなくすり抜けるなんてことはまずありません、エジェクターロッドを引くと勢いよくカートリッジが飛び出してきます。
Xカートとは形状が異なるからなのでしょうが、ここは地味に嬉しいところでした。

マルシン コルトSAA ピースメーカー DX
そしてこちらが当時物の商品パッケージ。
年代を感じさせるデザインですが、変に敗れている個所もなく割と良い状態のまま保存されていたようですね。
マルシン コルトSAA ピースメーカー DX
付属のBB弾は青色のもの。
昔のマルシン製品には必ずついてるやつですね。

マルシン コルトSAA ピースメーカー DX
説明書も現在のものよりも詳しくなっていて、分解の方法まで載っています。
現行のSAAも基本設計は変わっていないので、これがあればもし壊れたときでも安心できますね。


マルシン コルトSAA ピースメーカー DX
というわけで、「コルトSAA ピースメーカー DX」でした。
かなり古い製品なのですが、前オーナーの保存が適切だったためか状態が良く、ガス漏れ、動作不良など一切ない素晴らしい品でした。
全体的な仕上げも、今のマルシンでは考えられないくらい丁寧にされていて好印象でしたね。
今回弾速や命中精度などは載せていないのは、カートリッジの方のBB弾の保持が上手くいかないためです。
一応一通り試してみた感じ、現行のSAAと同じくらいだとは思います。
ただ、BB弾の保持が後ろになっていたためか、初速は若干こちらの方が上かも?って感じでした。
それ以外は本当にXカートリッジモデルと同じです、パーツもシリンダー以外は共有できるんじゃないかと思います。
いすれにせよ、昔のマルシンの顔が見れた気がする、とても興味深い製品でした。

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Posted by 銀色二十代  at 22:24 │Comments(0)リボルバー

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